写真をご覧いただくまえに一言
ミラノからアルプスを越えてジュネーブへ至る4時間あまりの列車旅行は快適だった(1982年)。山越えの楽しさを満喫するとともに、ミラノの北はイタリアの湖沼地帯として有名らしく、列車の窓から目に入る湖の涼しげな光景は、イタリアの暑さに参っていた身にとって、まさにオアシスのように思えたものだ。ジュネーブ訪問は単なる行きがかりだが、短時間の滞在のなかで特徴的な石畳の歩行者道路をいくつか発見した。レマン湖上の汽船で訪れたローザンヌでは同じような歩行者道路がより大規模に展開されていて、都市に歩行者道路を導入する試みが、ヨーロッパにおいてはもはや都市経営に欠かせない方策になっていると実感させられた(といっても、これは1982年時点での感想です)。ジュネーブでは、自動車を排除した歩行者道路に軌道を走らせるという折衷的な形態の道路も見られたが、これは特に珍しいものではない。ということで、以上あわせてご紹介したい。
ジュネーブとローザンヌ〜googleマップ
ジュネーブとローザンヌのアルバム
撮影:1982年8月21日(土)と22日(日)